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就職(正規雇用)ガイダンス
10月21日
校内にて、母語教員による就職(正規雇用)についてのガイダンスを開催しました。
正規雇用と非正規雇用との違いがわからなければ、就職活動をして正社員を目指す意識が低くなります。
今回は、そのために目の前のチャンスを逃さないためのガイダンスです。
通訳を介さず、日本の就労システムや日本独自の就職活動における習慣について正しく理解し、
当校の母語教員が話すことで、生徒のより良い将来を目指してほしいという願いも伝わり、
話がストレートに生徒の心に響いたようです。
その後、母語のポルトガル語とスペイン語で活発な質疑応答の様子も見られました。
当校に通う生徒の保護者は、ペルーとブラジルからの出稼ぎ労働者がほとんどで、
派遣や非正規雇用で働いている保護者も少なくない状況です。
保護者自身が正規雇用のメリットを知らず、
お給料がもらえれば正社員でもアルバイトでも同じではないかと思っている場合もあります。
そうであると、保護者から子供たちに正規で就職することのメリットを話したり、
就職を勧めたりすることもないように感じていました。
今回は、母語教員が正規雇用であればいろいろな保障があったり、
キャリアアップが望めたりすることなどをわかりやすくグラフなどを用いて生徒に説明しました。
生徒の将来を思い、母語教員も話に熱が入っていました。
今回の話を聞いて、
正規雇用の就職を目指したいと思うようになった生徒が出てきたことが一歩前進です。
まずは、仕事をするにしてもアルバイトや派遣だけではなく、
いろいろな選択肢があるということを知らせることが教員の役目ではないかと思います。
今後もこのような機会を設けて、子供たちにいろいろな将来のビジョンを示していければと思います。
※キャリア教育事業は『ドコモ市民活動団体助成事業』からの助成金により実施しています。
MCF公式WEBサイト(http://www.mcfund.or.jp/)