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2011/06/07

漢字道場《第10回》昇級試験実施

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☆ 漢字道場<第10回>昇級試験実施 ☆

 

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6月3日(金)
 
10回目となる漢字道場昇級試験を行いました。5月は連休や定期テストもあって昇級試験はお休みしたため、2ヶ月ぶりの試験となりました。 受験生は64名。
 
 
今回は4月末にペルーから来日し、5月にムンド校に編入した中学生2名が10級に挑戦し、1名は見事満点(50点)で合格しました。CIMG6270.JPG
 
 
 ひらがなも全くわからない状態で当校に編入し、約1ヶ月で漢字50字がテスト範囲である10級に挑戦し、合格証書を手にしたのです。同級生より日本語学習が遅れているその生徒にとっては、今回の合格は自信に繋がったことでしょう。
 
当校では漢字入門期にはできるだけ漢字学習のハードルを下げ、漢字学習が嫌いなものにならないように工夫しています。通常の漢字学習では、まず漢字の意味を教え、同時に音読み・訓読み・書き順、そしてその漢字を使った代表的な語彙を学習します。一つの漢字を覚えるために、意味・音読み・訓読み・書き順・語彙と5つのことを一度に学習することは相当大変です。
 
台湾や中国の漢字圏の人たちにとっても、漢字の意味はわかっていて、漢字を書くことに慣れていてはいますが、読み方(音読み・訓読み)と語彙を覚えなければならないので、漢字学習は彼らにとっても決して簡単なものではないのです。それを考えると非漢字圏の子どもたちにとってはなおさらです。
 
ですから、当校ではまず漢字の入門期には漢字の意味だけしか導入しません。漢字を見て、母語でその漢字の意味を答えることができることを目標にします。「母語で漢字の意味を教えることができる!」それは日本語教育において、共通言語が存在する当校の強みです。そして、「ストーリーで覚える漢字300」をテキストとし、ストーリーで漢字を覚えさせます。例えば、「人」と「木」という漢字の意味がわかったら、「人が木陰で休んでいます」と「休」の漢字の意味を教えます。象形文字から成る山や川などは絵を描いて、文字というよりも絵を覚える感覚で覚えさせます
 
そして、「山」「川」という漢字を見て、彼らの言語で“Montana”, “rio”と言えればオーケーとします。この段階で語彙は教えませんが、漢字は表意文字ですから、「休」と「日」の漢字の意味が母語でわかっていれば、どこかで「休日」という語彙を見たとき、「休みの日」なんだとわかればすごいことだと思います。そして、150の漢字の意味がわかったら、また、いちから読み・書きの学習に入ります。
 
 このように学習してきている子どもたちが毎月挑戦している漢字道場です。有段者が増え、名人が出るまで続けていきたいと思います。
 

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現在の最高位、

三段合格!!

これからも

がんばります!

 

 

  

 

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