文部科学省委託事業 虹の架け橋教室
学校法人 ムンド・デ・アレグリア
通学合宿に参加しました!!!
学校法人 ムンド・デ・アレグリア
虹の架け橋教室に通う子供たちは9月1日~3日(2泊3日)浜松青少年の家で通学合宿をさせていただきました。
静岡県教育委員会では、県の事業として小学生の異学年間の交流を図る目的で2泊~3泊宿泊施設で寝食を共にしながら学校へ通うという通学合宿事業を行っています。異学年の生徒同士で夕食を作ったり、活動をしたり、自分たちの使った部屋をきれに掃除したりしながら縦の交流を持つことが目的の通学合宿ですが、今回の私たちはそれとは少し違う目的で参加させていただきました。虹の架け橋教室の子どもたちは人数も少ないこともあって、異学年同士の交流は毎日のように行われており、上の子どもたちが下の子どもたちの面倒を見る、できる子たちができない子たちを助けるということは日常普通に行われています。今回の虹の架け橋教室の子どもたちを通学合宿に参加させていただいた目的は「日本の学校生活に適応する」ということです。
ブラジルでは一部のお金持ちの行く私立の学校は別ですが、公立の小学校では、合宿をしたり、キャンプをしたり、保護者の元を離れて宿泊するという習慣がありません。ですから、合宿をするときまず壁になるのが保護者の許可を得るということです。多くの保護者が子どもを宿泊させるのに抵抗があります。そして、保護者の許可を得ても、今度は体験したことのないものに抵抗がある子どもたちが不安で行きたくないという問題もあります。たとえば、お風呂。ブラジルではみんなではだかでお風呂に入る習慣がありません。子どもたちの中にはお風呂が嫌だから参加しないという生徒もいます。しかしながら、虹の架け橋教室の子どもたちが公立小・中学校に編入した場合は、宿泊学習などが必ずあります。そこで、今回は学校生活に保護者も生徒も少しでも適応する準備の一環として通学合宿に参加させていただきました。
事前準備として、保護者に通学合宿の内容・目的を手紙で知らせ、理解を得るために個別に電話で説明。子どもたちには事前に何度もオリエンテーションを行いました。結果、通学合宿中、子どもたちの目は輝いており、少し心配だったお風呂も2日目には浴槽をプール代わりにして、私たち指導員が「プールじゃないんだからね!」「もうお風呂をでなさ~い!」と何度も言わなければいけないくらい大満足のお風呂タイムになりました。
そして今回はムンド校に日本語教育の研修に来ていた南山大学坂本ゼミの学生さんたちもお手伝いとして子どもたちと一緒に寝食を共にしてくださり、子どもたちとゲームや日本語の授業をしながら交流してくれたことは彼らにとって忘れられない思い出になったと思います。
通学合宿後、子どもたちはお父さん・お母さんに通学合宿での楽しかった思い出と通学合宿に送り出してくれたお礼のお手紙を書きます。保護者の方は楽しかった子どもの姿を見て、宿泊学習への理解を示してくれるでしょうし、子どもたちはすでに「また行きた~い!」と言っています。これも小さな異文化理解なのだと思います。
虹の架け橋教室の子どもたちにすてきな思い出を作るのを支援していただいた
静岡県教育委員会様
浜松青少年の家の職員の皆様
南山大学人文学部日本文化学科坂本ゼミの学生さんたち
本当にありがとうございました。
1日目
夕食作り。メニューはカレーライス・サラダ・フルーツヨーグルト。
野菜たっぷり。とてもおいしくできました。

夕食後はみんなでゲーム。フルーツバスケット・ジェスチャーゲームで盛り上がりました。


2日目
朝のラジオ体操。早起きして体を動かすのは気持ちがいい!!

朝食はサンドイッチ。昼食作りも終えて片付けもバッチリです。


夕食はハンバーグのせミートスパゲティー。
ハートや星型のハンバーグができボリュームたっぷりです。




この日誕生日の子どものために、みんなでケーキを作りお祝いです。
お誕生日おめでとう!!!

夜は花火を楽しみました。


学校法人 ムンド・デ・アレグリア
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