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書初め大会開催

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書初め大会開催

 

当校では毎年新しい年が明けると書初め大会を行っています。日本の伝統的な行事を行うことは当校での大切な教育のひとつです。

今年も年明けの最初の授業日(6日)から1週間かけて日本語の授業の中で小学校1年から高校生まですべての生徒が書き初めをしました。書きあがったすべての書初めをホールに張り出しました。14日の新年会(新年会の記事についてはホットニュースに掲載しました。)に地域の方が審査員になってくださり、各部門での金賞・銀賞・銅賞と全部門の最優秀賞を決定し、新年会の最後に表彰式を行いました。筆で字を書くことは非常に大切なことです。普段ひらがなや漢字を勉強するときに鉛筆では、はらい・はね・とめなどの指導がなかなか難しいからです。生徒たちは「はらい」や「とめ」に悪戦苦闘しながら何度も練習しました。

 書初めの審査は日頃当校をご支援いただいている地域の方々にお願いしました。お忙しい中、子供たちの書いた書初めを熱心に見てくださり、長い時間をかけて審査していただきました。表彰式では審査員をしてくださった方が、「今では日本の子どもたちも書初めという伝統行事をやらないことも多い中、きれいに書かれた書初めを見て感動しました。」という講評をしてくださいました。
今回の表彰式ではうれしいことがありました。表彰式では賞をとった生徒の名前が発表される度に友達が歓声をあげて、一緒に喜び合いました。その中である生徒の名前が呼ばれた瞬間一段と大きな歓声があがりました。受賞した生徒はペルーの生徒ですが、ブラジルの生徒も一緒に喜びの歓声があがり、全員でその生徒の受賞を喜んでくれました。彼は自閉症という障害を持っています。普段は母語での学習が重要となるため、日本語の授業には参加していませんが、書初めはみんなで練習して、その生徒も書初めに参加しました。他の子どもたちは彼が障害を持っていることを知っているため、彼が賞をとれたことを喜んでくれたのだと思います。今回の審査員の方は彼の障害は知らずに公平に審査していただいたので、彼の受賞が決まったとき私たち指導者はうれしかったのですが、それよりも受賞した彼にみんなが祝福してくれたことが本当にうれしかったです。できない子を差別するのではなく、できないことを手伝い、できるようになったことを喜んでくれる当校の生徒たちのやさしい気持ちを誇りに思える出来事となりました。

 

 

 

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