文化庁長官表彰式
12月19日(火)、京都ブライトンホテルにて、「令和5年度文化庁長官表彰式」が執り行われました。
本校の校長松本雅美は、今年度日本語部門で受賞し、表彰式に出席しました。
文化庁長官から「長年にわたり外国人の子どもへの日本語を含めた教育活動を通じて我が国の国際文化交流及び多文化共生社会の実現に多大な貢献をされました。」とお言葉をいただきました。
日本語教育部門では、日本語教育専門家が受賞する中、外国人学校が表彰されるのは極めて珍しいとのことです。これまで本校は南米系外国籍児童・生徒の来日・在日背景を鑑み、通常の外国人学校での教育である母国語教育だけでなく、日本語教育にも力を入れてきました。2003年の創立当初から母語教育と日本語教育の両輪で歩み、日本語教育も南米の子どもたちに適したものをと、これまで試行錯誤し指導法を開発してきました。
外国人学校でありながら日本語教育にも力を入れること、創立当時は批判されることも少なくありませんでした。でも、校長は教育理念を曲げず、リーマンショックや東日本大震災で経営が苦しい中でも日本語教育を諦めませんでした。
そして、記念すべき創立20周年の今年、本校の日本語教育を国レベルで認めていただけ、表彰式は校長にとっても、学校にとっても大変嬉しい、記念すべき日となりました。
受賞に奢ることなく、今後も子どもたちへの教育を地道に続け、社会に貢献できる人材育成に努めて参ります。