2011/02/10
☆2011年 新学期スタート!!☆
学校法人 ムンド・デ・アレグリア
☆★新たなスタートを切りました!★☆
( ↑ 幼稚部のかわいい新入生たち)
1月28日に卒業式を行い、中・高等部卒業生4名を送りだした感慨に浸る間もなく、2月1日から新しい学期がスタートしました。幼稚園生~高校生まで総勢185名が新たな気持ちで一年の学習を始めました。
ブラジル人教師・ペルー人教師・日本人教師がタッグを組み、この一年も奮闘していきたいと思います。母語での教育はもちろんのこと日本にある外国人学校ですから、日本語教育・共生教育には今学期も力を入れていきます。
日本語教育は少しずつ成果を出してきています。母語でのカリキュラムにおいて学習が母語で積み上がってきているため、子どもたちは学年相応の概念理解はできており、日本語教師が日本語教育に専念できるのは当校の強みです。カミンズ博士が説いている言語共有説は本当なんだなと子どもたちを見ていて改めて実感しています。
今学期は日本語教育に加え、日本語での理科の授業もさらに充実させ、新たに日本語で美術・音楽の授業枠を設定しました。外国人学校では日本語を聞くチャンスが少ないため、聴解力が育たないのが欠点です。この欠点を補うために「日本語を学ぶ」のと共に美術・音楽のような「日本語で学ぶ」授業も充実させていきたいと思っています。
毎年力を入れている日本語能力試験も引き続きできるだけ多くの生徒に受験させていきます。テキスト代・受験料の問題があり、受験したくてもできない生徒もいるのは事実ですが、その次の受験のチャンスの可能性にかけて試験対策の勉強だけはさせていきます。
一年程前に家族の都合で帰国せざるを得なくなったベルーの生徒がいました。その生徒は日本語能力試験1級を合格していたため日本で進学・就職できる能力はあり、本人もそのつもりで勉強を続けていましたが、帰らざるを得なくなりました。その彼からつい先日ペルーで大学入学が叶ったとのうれしい知らせがありました。日本語能力試験1級合格資格が大学の入学に有利だったと喜んでいました。日本語能力試験1級・2級合格は日本社会でも本国に帰っても役に立つからと毎年できるだけ多くの生徒に受験させていましたが、それが立証され今後の教師陣の励みになるうれしい知らせでした。
日々の授業は試行錯誤の連続で、まだまだ本当にこれでいいのだろうかと迷うことの方が多いのですが、今学期も生徒と一緒に一歩一歩進んでいきたいと思います。
「ようこそムンドへ!」
これから一緒に勉強する仲間を見つめて・・・
「どんな子かなぁ・・・」

新入生です。
ちょっと緊張しています・・・
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学校法人 ムンド・デ・アレグリア
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