


11月5日(月)女流棋士 中倉彰子様がご来校、ブラジル4年生の生徒を対象に、第3回目の将棋講義を実施してくださいました。
中倉様が10月1日(月)の初回指導にお越しくださった際には、ブラジル文化と比較しながら「将棋は日本のチェスですか?」と質問していた生徒たちも、講義冒頭で「お願いします。」「負けました。」「ありがとうございます。」の3つの礼の大切さを学ぶことで、日本的な尊敬・感謝の心持ちと将棋の精神が密につながっていることを、まず初めに肌で感じたようです。
これまでのご指導を通じて、生徒たちは、乾いた快い音色のするプロの打ち方を真似てみたり、日本語授業での既習漢字を駒の上に見つけて感動したりしながら、少しずつ、駒それぞれの動き方や特性を学ぶに至りました。
言語・習慣の違う生徒を対象にご指導なさるのは、容易なことではないと存じますが、毎回、温かな笑顔で迎えてくださる中倉様のご講義を、生徒たちは心待ちにしています。先生がお帰りになった後「次の授業はいつですか?」と、照れながら聞きにくる生徒が必ずいるほどです。
また、この度の将棋講義を行うに当たり、日本将棋連盟様より将棋盤駒のご寄付を賜りました。温かいご厚意に、ムンド学校一同、心よりお礼申し上げます。講義のない日でも、休み時間などに生徒が盤駒に親しめるようにという生徒の目線に立たれたお心遣い、大変有り難く存じます。
将棋を通じて、生徒が日本文化と親しむ機会を与えてくださった中倉彰子様、日本将棋連盟様、誠にありがとうございます。引き続き、ご指導の程、どうぞよろしくお願い致します。