


日系人学校日本語教師の皆さん、遠方からの来校、ありがとうございます!
6月24日(木)、ブラジル・ボリビア・パラグアイ・ペルーから、日系日本語学校の日本語教師の皆さん6名が、日系人協会主催の継承日本語教育教師研修のために来校しました。かつて日本から中南米にたくさんの日本人が移民しました。その多くは、本国の文化・生活習慣の中に溶け込み、世代を重ねるにつれ日本語を母語とする人も少なくなっていきました。
本日、本校に来校された6名は、そんな日本を離れ日系人として暮らす彼らの日本語教育を担う、中南米で活躍するエキスパート達です。
外国で日本語を学ぶ日系人の子供たちと、日本で日本語を学ぶ日系人の子供たち。場所は違えど、一生懸命がんばっている子供たちの姿を見ると自然と寄り添い会話も弾みました。そして子供たちもまた、なんだか懐かしいようなとても安心した表情で、本国で活躍する皆さんとの、ひとときの交流を楽しみました。
そして、これは偶然か必然か?!
この日ムンド校の日本語教師が受講している”江副式日本語教授法”の養成講座のために江副先生がみえていました。なんとブラジル・サンパウロで日本語教師をしているお二人がブラジルでの養成講座でお会いしていたとのこと!先日ブラジルでお会いした先生と、今度はムンド校で再会するとは、誰も予想できなかったことと思います。
そして最後にブラジルから来日したばかりの生徒が多い高校生クラスを訪問しました。高校生のみんなは、江副式での自己紹介を皆さんに披露。
「はじめまして。
イザイアスともうします。
ブラジルからまいりました。
ムンド デ アレグリアの生徒です。
どうぞよろしくおねがいします。」
と、一人ひとりが自己紹介をするたびに、歓声と拍手が沸きました。
彼らにとって、二言語を自由に操る先生方は憧れです。彼らにとってとても良い刺激になったことでしょう。
普段は地球の反対側にいるのですが、同じ日系人の教育に携わる一員としてこうして交流する時間を持てたことは本当に貴重な経験になりました。来校ありがとうございました!