


4月24日(木)
ペルー課程の子どもたちにいただいた奨学金の認定証授与式を執り行いました。
在那覇ペルー名誉領事館様からは、2010年より奨学金のご支援をいただいております。
現在、ペルーの在籍児童・生徒は非常に少ない状況です。本校に在籍しているペルーの子どもたちは、日本の学校で勉強についていけない、馴染めない、また、障害があるなどの理由で編入してきている生徒がほとんどです。さらに、親の都合で高校生の年齢で日本に連れてこられた子どもたちもいます。高校の年齢で来日した場合、勉強をしたいと思っても、日本の学校には編入できません。学校に行けなければ、居場所がなくなることになります。このような生徒も受け入れ、仲間たちと学校生活を送ることで、母語での学習を継続させるとともに、日本語教育も実施し、日本に適応できるよう初期指導を行っています。このように、本校は行き場のない子どもたちのセイフティネットの役割も果たしています。
しかしながら、昨今の物価高騰により、経済的困窮家庭が増加し、勉強を続けることが難しい子どもたちがいます。
今回、奨学金をいただけることで、子どもたちは勉強を、そして、友だちと「集える」学校生活を継続することができます。
頂いた奨学金を無駄にすることがないよう、スタッフ一同、学習環境を整え、サポートして参ります。
長年の温かいご支援、本当にありがとうございます!